約7年別居していた夫婦の,夫の方から離婚請求訴訟を提起した事案です。
妻も夫とは性格が合わないと感じ,夫婦関係の修復は困難であるという認識は持っているようでしたが,離婚することを拒んでおり,夫本人が申し立てた離婚調停が不成立に終わった段階で,相談に来られました。
そこで,離婚を求めて裁判を提起し,夫婦関係が破綻しているということを客観的な事情から丁寧に論じた結果,裁判所からも一定の理解を得ることができました。そのため,裁判所から,妻に対して,夫婦関係が破綻していることを前提に解決をしてはどうかとの方向性が示され,妻もこれを受け入れ,裁判内での和解により離婚が成立しました。

